はじめまして。黒川雄一と申します。
大学卒業後、みずほ銀行に入行し、法人営業・融資審査の現場で20年以上にわたり中小企業と向き合ってきました。その後、金融庁への出向やコンサルティング会社勤務を経て、現在は金融・経営分野のライターとして活動しています。
金融の現場と制度、両方を歩んできた経験
私は、資金調達とは企業の「心臓の鼓動」を整える行為だと考えています。
資金の流れが滞れば、どんなに素晴らしい事業でも前には進めません。逆に、的確な調達によって企業は蘇る。
その鼓動のリズムを整える――それが、これまで私が取り組んできたことです。
銀行では融資の現場に、金融庁では制度の設計に携わり、「制度と現場、両方を知る者」としての立場を築いてきました。現場のリアルな声と制度のロジック。その両方を知る人間だからこそ伝えられることがあると信じています。
言葉を通して経営者に寄り添う
50歳を過ぎてから筆を取り、本格的にライターとしての活動を始めました。
きっかけは、退職後に受けた取材記事。その記事を読んで連絡をくださった経営者の方の声に、私は「自分の経験が、誰かの役に立つのだ」と気づかされたのです。
私の文体は、実直かつ端正。そこに、現場で出会った人々のエピソードをさりげなく添えています。
たとえば、資金繰りに苦しみ「もう終わりかもしれない」と語っていた社長が、1年後に黒字化し、わざわざ報告に来てくださった――そんな出来事は今でも胸に残っています。
専門分野と執筆スタイル
専門テーマは以下の通りです:
- 中小企業向け融資制度の解説
- 制度金融(日本政策金融公庫、信用保証協会など)の活用法
- 経営改善計画の書き方・資金繰り計画の立て方
読者ターゲットは、創業期〜成長期の中小企業経営者の皆さまです。
難解な制度や専門用語も、現場の視点を交えながら**「わかる言葉」で届ける**ことを大切にしています。
執筆の前には、可能な限り現場の声を直接聞くことを心がけています。金融庁資料や法令、銀行の審査基準に目を通すだけでなく、「実際に現場ではどうなっているのか」を丹念に掘り下げてから、言葉にします。
余白のある文章を目指して
趣味は盆栽と落語。
どちらも“剪定”と“間合い”が命です。これは文章にも通じることで、「書かないことで伝わる」余白の力を信じています。
読者の皆さんへ
このブログでは、金融の仕組みや制度を、実務に役立つ形で丁寧に解説していきます。
「数字や制度は苦手」「銀行が何を見ているのか分からない」といった方こそ、ぜひ読んでみてください。
数字の向こうには、いつも人の物語がある。
そんな視点を大切にしながら、これからも言葉を紡いでまいります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。